鶏卵研コラム #003「卵1パック2,000円」

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鶏卵研コラム

1パック2,000円の卵だなんてと思われたでしょうが、これは鶏卵肉情報誌8/10号の特集記事に書いたものです。私が生まれて約70年、その間の物価上昇率から計算しました。詳しく説明すると、私が生まれた1956年の平均卵価は226円(鶏卵Mサイズ1kg約16個)で、当時のあんぱんが一個12円、現在が180円として、その物価上昇率は1,400%、これを卵価に当てはめると3,200円/kgとなり、卵1パック10個に換算すると2,000円となりました。

物価の優等生としてはあり得ない価格ですが、単純に栄養学的価値からすると「さもありなん」です。タンパク質食品として、肉類と比べると、肉も卵も固形分は約25%で同じ、タンパク質や脂質の栄養学的価値は卵が若干勝ります。さて現在の小売価格は、農水省の食品価格動向調査(8/4の週)によると国産肉1kgが牛肉8,270円と豚肉2,830円、卵の栄養学的価値は3,200円/kgでも決して高くないと言えるのではないでしょうか。

いずれも需要と供給で価格が決まる畜産物です。価格は生産規模や効率、飼料価格やエネルギーコストなどで異なるのは当然です。さて、現在の卵価は鳥インフルや飼料やエネルギーコスト高騰の影響により高止まりして約300円、それ以前はずっと200円前後でした。

卵はなぜこれほどに物価の優等生なのか?その考察は鶏卵研コラム #004に続きます。