鶏卵研コラム #004「物価の優等生」

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鶏卵研コラム

卵が物価の優等生と言われ始めたのは、今から60-70年前から。当時は高度経済成長の真っ只中、海外からバタリーケージや配合飼料の導入・普及などにより採卵養鶏の近代化と専業化が全国に広がりました。卵の生産性が劇的に向上し、卵価も200円前後で安定しました。食の欧米化も進み、卵の家庭消費が増え、子供達の好きな「巨人・大鵬・卵焼き」と言われたのもこの時代です。

それから60-70年、消費者物価指は約10倍に増加しました。一方、卵価は1950年の212円が2020年では170円と0.8倍、小売価格も1950年の1個16円が2020年で22円とわずか1.4倍の上昇、70年経っても、これぞ物価の優等生と言われる所以です。それでは、なぜ卵の値段は消費者物価に連動しないか?価格は需要と供給で決まります。鶏は牛や豚と違って飼いやすく、高度経済成長とともに飼養規模が拡大しました。生産量は1950年が約50万トン、1975年に200万トンに達し、現在は約250万トン前後です。いつも供給が需要を若干上回り、卵価も200円前後と低迷が続きました。

近年の鳥インフル問題で供給不足に陥ると、エッグショックとか言われて1パック300円前後に高騰しましたが、卵の価格変動幅が消費者物価の上昇によらず抑えられてきたのは、生産が常に需要に見合う供給に対応できているからで、卵は生産者の鋭意努力を考慮すると1パック300円でも高くはなく、まさしく物価の優等生ではないでしょうか。

詳しくは下記該当サイトをご覧ください。

【当該サイト】
ガベージニュース: 1950年と比べて9.82倍…過去70年あまりにわたる消費者物価の推移(更新日:2026年8月25日)
URL: https://garbagenews.net/archives/2064125.html

明治・大正・昭和・平成・令和 値段史(更新日:2021年1月15日)
URL: https://coin-walk.site/J077.htm