鶏卵研コラム #012「高齢者における卵の消費と死亡率の関連(豪州、コホート調査研究報告)」

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鶏卵研コラム

高齢者は、一般的に加齢と共に食が細くなることが多く、低栄養が問題となっています。一方、鶏卵は栄養価が高く、高齢者でも手軽に摂取しやすい食品で、高齢者の食事での利用が期待される食品です。

オーストラリアの比較的健康な70歳以上の地域住民8,756名を対象に、卵の摂取頻度と死亡率の関連性のコホート調査研究結果が、2025年に報告されました。この研究では、週に1~6回、卵を摂取する人は、ほとんど摂取しない人に比べて有意に全原因死亡率が15%低く、心血管疾患(CVD)死亡率が29%低いことが確認されました。

なお、毎日卵を摂取する人では、死亡率がわずかに高い傾向が見られましたが、統計的に有意ではありませんでした。また、卵の摂取頻度とがん死亡率の間には有意な関連は見られませんでした。本研究報告は、オーストラリアの高齢者を対象としたもので、日本人とは人種や食事内容が異なりますが、週に1~6回の卵の摂取が健康に有益である可能性が示唆されています。美味しい卵料理を食べて、健康増進に繋げましょう。

【当該論文】
MDPI: Egg Consumption and Mortality: A Prospective Cohort Study of Australian Community-Dwelling Older Adults
URL: https://www.mdpi.com/2072-6643/17/2/323