
今月の所長コラム「立春の卵」でコロンブスの卵の話題が出ましたので、その続きを鶏卵研コラムで書いてみます。
ご存知、クリストファー・コロンブスは新大陸の発見者です。その発見(1492年10月12日)により、多くの国々の歴史が始まりました。特にアメリカではその功績を讃える「コロンブス」の記念碑が大小合わせて150近く建造されました。しかし、現在はその歴史的・社会的な負の遺産(植民地支配や人種差別や奴隷制度など)により再評価されて、記念碑の取り壊しが進められ、130ほどに減ってしまったようです。
一方、「コロンブスの卵」の記念碑は珍しく、ネット検索ではスペインのイビサ島とセビリア市の2つしかヒットしません。イビサ島の卵は高さ7mのアメリカ大陸発見記念碑で、セビリア市の卵はより巨大な新人類の誕生記念碑です。同市にはコロンブスが1492年にサンタマリア号で出港したバロス港があり、その市内には3つの記念碑があるそうです。その内の2つは市の中心部で多くの観光客が訪れますが、卵の記念碑は市の外れの小さな公園にあり、なんと高さ45メートルの卵(写真)であるのに、訪れる観光客はほとんどいないそうです。いくら巨大な卵でも、誰も知らなければ、訪れようがないという「コロンブスの卵」のような話題でした。
