
料理をする時、卵割りますよね?どう割っておられますか?
これまでにご自身で経験した卵割り、これまでに見た映像、どれをとっても卵の側面(長径側赤道部分)の真ん中あたりにヒビを入れて割っているかと思います。もちろん卵の扱い方として、その方法が一番でしょう。しかし、卵の割れやすさは意外や意外、縦方向の方が割れやすいという実験結果がつい最近発表されました。経験上、というか想像上、横からの衝撃に弱く、落としてしまった際は、鋭端部や鈍端部から縦に落ちていたら割れていなかったのになぁ。なんて、どう落ちたかを確認できなくても思ったことがあるはず。
ところが、米マサチューセッツ工科大学の実験結果で、卵は縦よりも横向きに落とした方が割れにくいことが明らかになりました。横向きの卵は、殻全体がしなって衝撃を吸収するため、優れた耐衝撃性を発揮するとのこと。言うなれば、しなやかな方が強いんだそうです。教訓めいています。
また、この実証試験は、「一度定着した科学的な『常識』であっても、改めて検証すれば意外な真実が見えてくる」典型例ではありますが、それをも疑いにかかる気持ちが出てくるほど意外な検証結果です。「『本当か?』と思うこと」や「『当たり前だろ!』と思うこと」は確かめてみないとわからないものですね。
【参考文献】
Nature: Challenging common notions on how eggs break and the role of strength versus toughness(公開日:2025年5月8日)
URL: https://www.nature.com/articles/s42005-025-02087-0