
前回のコラム(#018)で、鶏卵で特定保健用食品(トクホ)として認可されているものはなく、機能性表示食品としてDHA・EPAやルテインを強化した鶏卵が登録されていることを紹介しました。健康志向の高まりの中、特定保健用食品で約1,000件*1、機能性表示食品で約11,000件 *2 が消費者庁の検索データベースに登録されています。
機能性表示食品はトクホよりも後に始まった制度ですが、トクホが商品ごとの臨床試験が必要なのに対して、機能性表示食品はDHAやルテインなどの機能性成分の臨床試験報告を研究レビューとしてまとめれば、個別商品の臨床試験が必要ないなど、申請のハードルが低いことが、登録件数が多い理由になっています。
しかし、2024年に発生した紅麹を原料とする機能性表示食品の健康被害問題により、2025年度の機能性表示食品の登録件数が931件と、例年の6割程度に減少しました。また、消費者庁が登録済みの機能性表示食品の届け出内容の再点検や厳格化を指示したため、申請済み商品の撤回が相次ぎました。
鶏卵においても、機能性表示食品データベースには12件登録されていますが、既に6件が撤回されています*2。特に、消費者庁からの再点検指示の期限の令和8年3月に2件が撤回されています。
【参照サイト】
*1:消費者庁 特定保健用食品について(「特定保健用食品許可(承認)品目一覧」)
URL: https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_specified_health_uses/
*2:消費者庁 機能性表示食品届出情報検索データベース(2026年4月23日 検索)
URL: https://www.fld.caa.go.jp/caaks/s/cssc01/