鶏と卵の研究所|株式会社エヌ・ビー・エル

2025年01月27日掲載:牛における鳥インフルエンザの発生は、人間へのリスクではないと研究が示す(出典:PoultryWorld)

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Bird flu outbreaks in cattle not a risk to humans, says study  牛における鳥インフルエンザの発生は、人間へのリスクではないと研究が示す

(PoultryWorld_2025年01月27日掲載)

出典:PoultryWorld

<要約>

牛におけるH5N1株の鳥インフルエンザウイルスは、人間に対する脅威を増大させるものではないことが明らかになった高病原性H5N1ウイルスは既にオーストラリアを除く全大陸で流行し、複数の哺乳類に感染を広げている。特に、2024年3月にカンザス州とテキサス州のミルクサンプルで初めて発見されたクレード2.3.4.4bは、アメリカの16州にある891の牛の農場でも確認され、感染は主に動物や器具の移動によって広がっていると考えられている。 また、英国で優勢な鳥由来のH5N1株と牛やヤギのH5N1ウイルスを比較した結果、H5N1ウイルスが鳥類の受容体にのみ結合し、ヒトからヒトへの感染が起こりにくい状況であることが確認された。テストしたウイルスはヒト受容体には結合せず、また高い膜融合のpHを維持しているため、牛のH5N1ウイルスがヒトに効率的に感染する可能性は低いが、ウイルスが乳牛に感染し続けることで将来的に変異が生じる可能性があることにも注意が必要である

<原文はこちら>