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卵を産んだ鶏の写真

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2025.06.01
ネズミの種類と生態(2023年版「鶏と卵の研究所」 調査研究報告書より)

家禽の飼育舎内で活動するネズミは、我々の生活環境に密接に関係しており、家ネズミと呼ばれるハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種が知られている。これらは、お互いに生態が異なるので、ネズミ対策を検討する際には、それぞれの生態を知ることが重要である。

3種のネズミを食性で分けると、ハツカネズミとクマネズミは穀物や昆虫を主食とするが、ドブネズミは雑食性であり、特に野鳥や魚類などの動物性たんぱくを好む。また棲家で分けると、ハツカネズミやクマネズミは鶏舎内の天井裏や壁の隙間に営巣するが、ドブネズミは湿った土中に穴をあけ営巣する習性がある。また、ハツカネズミやクマネズミは寒さに弱いがドブネズミは寒さに強いことが知られている。

最も大きいネズミはドブネズミで、最長25センチほどになるが、餌が豊富な鶏舎内などでは、クマネズミでも40~50センチほどまで成長することがある。鶏舎内で、子猫ほどのネズミを目撃したとの話を聞くことがある。

鳥インフルエンザの発生期となる秋冬にドブネズミは活発に鶏舎内外で活動し、農場付近の河川などで感染野鳥(水禽類)と直接もしくは汚染水を介して間接的に接触し、あるいは農場内の鶏卵が混じった鶏糞堆肥生成場に飛来する感染野鳥(カラスなど)に鶏糞を介して間接的に接触し、鶏舎内にウイルスを持ち込むのではないかと疑われる。