
Newsニュース

この時期になると4年前の最終講義を思い出す。京都女子大学を2022年3月31日に定年退職し、4月1日から「鶏と卵の研究所」所長に就任した。大学教員が定年退職する時、学生や卒業生や大学関係者に向けて最終講義を行う慣例がある。京都女子大学の家政学部食物栄養学科で24年間、八田研究室(卵の研究室)1期生から24期生まで、卒業生164名、内大学院修士卒業生6名、博士課程で博士号取得者3名を送り出した(写真は歴代の卒業論文、修士および博士論文 173冊)
定年退職の年はコロナ禍が終息しつつある年であったが、まだ大人数の集まりは自粛を余儀なくされていた。しかし、一生に一度の定年退職記念の最終講義である。中止や延期という選択肢はなく、どのようにすれば実施可能かを最優先で検討した。そして、2022年3月26日(土)午後、大学の最大の階段教室(420席)で、エアードッグをフル稼働し、マスク着用、ソーシャル・ディスタンス(懐かしい言葉!)を保ちながらの対面とZoomオンライン配信のハイブリッド開催で最終講義を実施した。当日の参加者は対面で約70名、オンライン参加が約50名でコロナ禍にも関わらず、思いの外、対面参加が多くて感激した。
さて、通常、最終講義の最後には、教育者および研究者としての経験から体得した教育・研究に対する思いをまとめて紹介する。私も最後に、「卵の研究42年間で大切にしてきたこと」を5つにまとめて、後進へのメッセージとした。(https://youtu.be/QRVZIa5HcFo)
① 今、心はどこにあるのか?常に自問自答すべし、② 卵のことならなんでも!All about Eggs!を宣言、③ 専門を積み上げれば景色が変わる、④ Know howからKnow whoを意識、⑤ 木を見て森を見ず・枝葉を見て幹を見ずに注意、以上の5項目、新ためて思い起こせば、ありきたりの贈る言葉であったが、この中でKnow howからKnow whoを意識は、なにかと自分自身の参考になったので、またの機会にこの所長コラムでも紹介したい。

最終講義の動画はYouTubeで視聴可能です。「八田一最終講義」で検索してご視聴ください。
「鶏と卵の研究所」所長 八田 一