
Researcher Profile研究員紹介

大阪市立大学理学部にて生物学を専攻。1979年、太陽化学株式会社へ入社、同社総合研究所研究員として主に食品卵の研究に従事。主任研究員、主席研究員を経て、1998年に京都女子大学家政学部食品栄養学科に助教授として着任。2005年、同学科教授に就任する。
京都女子大学では主に基礎生物学、食品加工実習、食品開発論を専門に担当する傍ら、「たまごのことなら何でも」をモットーに国内外の食品卵、卵文化について独自の調査・研究を進め、日本におけるたまご研究の第一人者としての地位を確立。2022年、鶏と卵の研究所所長に就任。たまごに対する熱い思いを胸に、日々たまごと向き合い続けている。
株式会社エヌ・ビー・エル 鶏と卵の研究所 所長
- 読売テレビ「秘密のケンミンSHOW極」『京都府民の卵事情』
- eo光テレビ「銀シャリ橋本の○○WORLD」黄身返し卵の作り方実演、他
- NHK「あさイチ」冷蔵庫の卵ポケットにまつわる疑問の検証/解説
- TBSラジオ「アシタノカレッジ」鶏卵価格の高騰の理由を解説
- NHK愛知「東海ドまんなか!」『愛知発”タマゴ革命”逆風さなかの挑戦』
- NHK「あしたが変わるトリセツショー」『卵をぷるふわ新食感にする取説〜卵焼きからスイーツまで!』
- TBSテレビ「Nスタ」二重卵の紹介と発生理由の解説
- 少年写真新聞社「理科教育ニュース」
- ちそう株式会社 探索探求アプリ「GIMON」
- 東映『室町無頼』
劇中登場する鶏の時代考証を担当(2025年1月17日より全国公開)

帯広畜産大学にて畜産学修士、獣医師免許取得。その後東京大学医科学研究所にて博士課程を修了、医学博士号を取得。同研究所助手、マックスブランク研究所(旧西ドイツ)研究員、国立公衆衛生院室長を経て、帯広畜産大学にて教授、理事、副学長を歴任。京都聖母女学院短期大学では食物栄養学科教授及び副学長、また大阪成蹊短期大学において食物栄養学科教授を務める。2022年、鶏と卵の研究所に研究員として招聘され、株式会社エヌ・ビー・エル取締役に就任。
内閣府において食品安全委員会の微生物専門調査会専門委員、防衛庁の生物兵器への対処に関する懇談会委員を務め、感染症の危機管理、食中毒の防止、食品製造過程における品質と衛生管理等の徹底のために従事。また大学では主に食品衛生学、食品学、食品化学の講義・実習を担当。さらに食品製造会社の品質管理に関するコンサルティングや研修も行うなど、その活動は広範に渡る。
2025年、鶏と卵の研究所の相談役に就任。長年の研究と実践で培われた深い知見と鋭い洞察力を活かし、畜産学・食品学・感染症学など多角的な視点から採卵養鶏に関する調査研究を続けている。
北海道大学獣医学部卒業、同大学院獣医学研究科修士課程修了。1980年、北海道大学にて博士号(獣医学)取得。主な専門は鶏伝染性気管支炎ウイルスのウイルス学・免疫学的研究、並びに鳥インフルエンザの疫学的研究。
修士課程終了後、塩野義製薬株式会社油日ラボラトリーズに研究員として勤務。その後鳥取大学農学部獣医学科に講師として着任。助教授を経て、1991年同学科教授に就任。2006年、鳥取大学名誉教授、特任教授に任命される。また同年、京都産業大学工学部生物工学科・総合生命科学部動物生命医科学科の客員教授に就任し、同大学鳥インフルエンザ研究センター長、先端科学技術研究所長を歴任する。
2022年、半世紀に渡る教育研究への功労によって瑞宝中授章を受章。
リヨン獣医科大学にて獣医学博士号(DMV)、ジョージア大学にて家禽科学博士号(Ph.D)を取得。その後はファイザー社のアニマルヘルス部門、バンブレア・ファームズ社(カナダ)など、家禽及び養鶏分野の国際的企業において卓抜したキャリアを形成。並行して動物福祉、気候変動、動物生産全体の持続可能性といった地球規模の問題に養鶏業界として対処すべく、国際獣疫事務局(OIE)、国連食糧農業機関(FAO)、世界銀行(IBRD)といった政府間組織において、世界の家禽・卵業界を代表して発言、問題の解決に取り組む。
また長年卵の生産に関する多様なテーマで教鞭をとり、現在はWorld Veterinary Education in Production Animal Health(ルクセンブルク)とLy Ja Poutry School(中国)で講師を務める。養鶏雑誌への社説執筆をはじめ、卵・養鶏に関する著作、論文も多数。